適正頭数とは
- 売上と費用から考える
損益分岐点のグラフから、最低限必要な頭数は、損益分岐点の乳量X0を達成する頭数となります。
一方で、適正頭数は、最も利益が大きくなるX1となります。また、乳量X2の時の利益はX0と同じくゼロとなります。

- X1の乳量とはどのような状態だろうか?
乳量を増加させていくと、いづれX2付近で高止まりすることになる。この時点は、最大量の牛乳を生産する一方で、餌代等の変動費や診療費等も大きく増加し、収入はゼロからマイナスになる。「売上最大化」の思考においては、ここを目指していることになります。
X1の乳量とは、餌を食べて効率よく牛乳を生産するだけでなく、病気などのリスクが最小の時点である。つまり、売上こそ最大ではないものの、費用も小さくなり、結果、「利益最大化」を達成することとなります。
- 飼養効率を高めながら、健康に飼うための適正頭数とは…
次回へ
コメント