動物園における高病原性鳥インフルエンザへの対応2

先日、県内における施設内の飼育鳥で、鳥インフルエンザウイルス簡易検査で陽性のニュースが流れた。

飼育鳥は家畜伝染病予防法とは別の衛生対策が取られるのだが、基本的には他の飼育鳥は殺処分になる可能性がある。

ある動物園では残念なことに殺処分になった事例もある。

1週間後の本日、高病原性鳥インフルエンザH5亜型と診断された。

幸い、隔離・経過観察の中で、状態が悪化している鳥がいないため、現在のところ殺処分は保留となっている。

140羽の様々な種類の鳥が飼育されていたので、なんとか無事であって欲しいものです。

ところで、インフルエンザウイルスやコロナウイルスにはたくさんの変異型があり、頻繁に新しい株が出現します。

ウイルス学の中では、一般的にRNAウイルスはDNAウイルスと比較して変異株が出現しやすいとされています。DNAウイルスにはコピーしたDNAと原本が一致しているか校正する機能が備わっています。一方で、RNAウイルスにはそのうような校正する機能が備わっておらず、そのまま複製が行われるため変異株が出現しやすいようです。

以上の理由からワクチンの効果も DNAウイルス  RNAウイルスとなっているようです。

先日購入した本の1冊。ウイルスの歴史、メカニズムから最近のコロナウイルスの対策などについても執筆されています。

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