搾乳牛– category –
-
搾乳牛
舌の裂創手術(牛)
お昼前の時間。 畜主から診療依頼。 「育成牛が換気扇で舌を切ってしまったみたいで、何かできることありますか?」 あまり緊迫した様子では無かったので、換気扇で遊んで少し怪我した程度だろうと考えていた。 離れた地域を診療していたため、電話を受け... -
搾乳牛
趾皮膚炎(DD)に対する蹄浴について
「趾皮膚炎(以下DD)」の対策の一つである「蹄浴」に使用される薬液として、「硫酸銅」があります。 効果的かつコストが低い点から、世界中で昔から使用されています。しかし、「硫酸銅」廃液の環境汚染の問題から利用している農場は減少してきています... -
搾乳牛
乳頭内の異物
乳頭内に異物が形成され、それが搾乳中に乳頭口を塞いでしまうことがあります。遺物の種類は様々ありますが、中には、特殊な器具を用いなければならない場合もあります。ここでは2つの症例を紹介します。 -
搾乳牛
聴診器、超音波機器、そして腹腔鏡?
高額な医療機器である内視鏡や腹腔鏡の代替として、一般販売されているファイバースコープが利用可能か検証してみた。利用にあたっての問題点や検証内容を報告する。 -
搾乳牛
血乳症と乳房浮腫を比較整理してみよう
乳牛における「血乳症」と「乳房浮腫」の原因とメカニズムを整理しました。治療への対応も大切ですが、予防により重点を置くことがカギとなります。そのためには、蛋白質要求量を含めた、飼料設計の把握、見直しが重要となります。 -
搾乳牛
「淘汰対象牛」の取扱いの注意点
より効率的な生産を求められるようになり、淘汰対象牛が増加しています。これらの牛達による、発情行動に起因する「滑走・転倒」による事故が経済的な損失となります。これらの事例を予防する方法と、牛群検定における取扱いについて紹介します。 -
搾乳牛
ぜひ学んでおきたい、ビタミンA不足が招く大きな損失
ホルスタイン酪農場で、3頭の異常産が発生しました。1頭は盲目、2頭は死産でした。ビタミンA欠乏が疑われたため、検査と対策を実施しました。発生原因の解明を含め、今回の事例を報告します。 -
搾乳牛
食餌性ケトーシス VS 第一胃の活発な発酵
ケトーシスは主に「1型ケトーシス」「2型ケトーシス」「食餌性ケトーシス」に分類されています。中でも「食餌性ケトーシス」の診断は難しいとされます。今回、「食餌性ケトーシス」の農場の事例を紹介し、診断の難しさを解説します。 -
搾乳牛
乳牛の平均寿命について考える
牛の平均寿命は20年とされています。しかし、実際どうでしょうか。乳牛においては、4.5〜6年と報告されています。様々な環境が整った中で、ここ数十年も乳牛の平均寿命は伸びていません。今回は、その理由を一つの文献を紹介しながら考えていきます。 -
搾乳牛
汚れを落とすコスパ抜群の洗剤は○○
洗剤の種類は酸性〜中性〜アルカリ性と大きく3つに分類される。優劣はなく、それぞれの洗剤に得意不得意の対象の汚れがある。牛舎作業における一般的な洗剤としてコスパの良い洗剤について、実験を混えて検証する。 -
搾乳牛
子宮内膜炎の診断で活用するサイトブラシのメリットとデメリット
繁殖疾病の一つである子宮内膜炎は「臨床性子宮内膜炎」と「潜在性子宮内膜炎」に分類することができる。診断が困難とされる「潜在性子宮内膜炎」において、サイトブラシを用いた細胞診は有効であるとされています。今回は、作業手順とメリット・デメリットを紹介します。 -
搾乳牛
飲水用に井戸水を給与する際に気をつけなければならないこと
1日に必要な水の量を確保する上で、牛舎施設の飲水環境を適切に整備しなければなりません。水量を決定する要因と、トラブルの事例を紹介した上で、解決策を考えていきます。 -
搾乳牛
牛伝染性リンパ腫の清浄化をあきらめるわけにはいかない
対策をあきらめてきた牛伝染性リンパ腫。プロウイルス量を測定することで、従来の対策よりも柔軟かつ効率よく対策ができるようです。その対策の有効性を文献をもとに考えてみる。 -
搾乳牛
獣医学じゃないことを勉強してみる。(乳代について)
なぜ乳価は地域によって異なるのか?不公平な乳価の設定を是正している背景はどんなものがあるのか?獣医学と離れた内容を今回は勉強してみたいと思います。 -
搾乳牛
牛の尻尾を上手に保定する方法
以前から気になっていた コレ… ついに購入しました。 名前は「テールクランプ」 役割は、尻尾に装着するでけで、ブンブン振っている尻尾の動きが制限されるという画期的なもの。 昔から販売されてはいたが、今頃購入。 「事務用品」で使用されているクリ... -
搾乳牛
牛乳が廃棄されないために、わたしたちができること
去年は「バターが足りない」、そして今年は「牛乳が余って捨てられる」と、毎年酪農生産の需要と供給に関連した、このようなニュースが話題となります。その理由を説明しつつ、私たちにできることを考えてみたいと思います。 -
搾乳牛
自走式ミキサーを上手に利用する方法を考える
容量の小さいミキサーをいかに上手く利用し、作業効率及び乾物摂取量を増加させるかを考えてみる。また、「PMR」のメリット、デメリットを整理し、全体最適化をはかる。 -
搾乳牛
本当に科学的でないのか?牛の歩様改善とお灸の効果
2〜3日前から、寝起きが悪く(特に後ろ足)、フラフラしながら何とか歩いている牛の治療をしています。歩様異常などのよくある原因として、他の牛に乗駕されたり、スリップ転倒などによる股裂きなどにより、筋肉神経、股関節を痛めたりすることが挙げられます。 -
搾乳牛
スタンチョンの横のフリースペースの有効な活用術を紹介
フリーストールやフリーバーンなどで、連動スタンチョンを設置している牛舎では、横にネックレールのみのフリースペースが備えてある場合があります。このスペースの主な目的としては、スタンチョンに順調されていない牛や、過去にスタンチョンに対するトラウマなどがあり、どうしても入らない牛でも採食できるように備えてあります。 今回は、貴重なこのスペースを、さらに有効利用する方法を2つ紹介したいと思います。 -
搾乳牛
牛の乾物摂取量を外見から判断する方法とは?
人で例えると、アスリートのような搾乳牛にとって、「食べる」「飲む」「寝る」はパフォーマンスを最大限に引き出すために、とても重要な事です。今回は「食べる」について、普段、現場で活用しているスコアリング方法を紹介したいと思います -
搾乳牛
牛の蹄の治療に便利な移動式削蹄枠場のご紹介
「蹄を痛がっている牛がいるんだけど。」と診療依頼。往診先に牛を入れる枠場がないと、どうやって足を挙げようか… 体で足を抱えて頑張って挙げるか…と頭を悩ますことが多々あります。こんな時、同じ大学の先輩獣医師から「こんなのあるよ」と紹介されたのが、移動式枠場。
1