はじめに
良く汚れが落ちるらしい洗剤の試供品をいただいたので実験。
中身はアルカリ洗剤で、両性界面活性剤を含んでいるものを使用しました。
農家さんの協力で、しばらく使用していない哺乳瓶とすのこを実験材料にしました。


ミルクの油分やタンパク質でヌルヌルして非常に気持ち悪いです…
さっそく希釈した(少し濃いめ)洗剤をスプレーしてゴシゴシしてみるが…
ぜんぜん落ちない…
汚れが落ちなかった原因を考えてみたいと思います。
洗剤の種類
洗剤の種類は性質によって酸性〜中性〜アルカリ性と分類されます。
細かく分けると、家庭用の洗剤などを含め弱酸性、弱アルカリ性の5つに分類できます。
それぞれ、汚れの種類によって得意不得意があります。
- 酸性洗剤
- タンパク質や乳石などの汚れに効果的
- 金属をサビさせたり、タイルを傷めたりする
- 中性洗剤
- 頑固な汚れよりも、軽い汚れに向き
- 海面活性剤を含有しており、油を洗い流す
- アルカリ性洗剤
- 頑固な油汚れ、タンパク質に効果的
- 手荒れなどを起こす
効果がなかった原因
実験においてゴシゴシ洗っても落ちなかったのは油分でした。
アルカリ性洗剤で、かつ海面活性剤まで含まれているのであれば油分は得意なはずだが。
原因は「希釈倍率」と「浸漬時間(コンタクトタイム)」か。
本剤が「強アルカリ」のため、極力刺激が少ないように希釈しすぎてしまったこと(200倍)。
また、希釈液をスプレーで吹きかけて洗浄したこと。
この二つが原因と考えられた。(油汚れがひどい場合は漬け置きと記載してあった)
結局のところ効果的であった洗剤は?
結局のこの場では、別の洗剤を使用。



汚れも、油分もだいぶ落ちた。
食器用洗剤(弱アルカリ性洗剤:海面活性剤含有)で十分でした。(むしろ食器用洗剤すごい…)
このコストパフォーマンス高さには正直驚きでした。
汚れの検証


こちらの綿棒で汚れをチェックすることができます。汚れの部分は黄色(写真1枚目)から緑色(写真2枚目)に変化します。


1枚目の写真は、使用していない哺乳瓶です。緑色が濃くなっています。(かなり汚れています)
2枚目の写真は、洗浄後の哺乳瓶です。先程の洗剤で綺麗に洗うことができました。

哺乳瓶の内側の、角など洗いにくい部分では若干の汚れが確認されました。
解決する方法として、最初に使用したアルカリ性洗剤に洗浄後に、漬けておくことにしました。
ミルカーの洗浄でも使い分けられている
酸性洗剤とアルカリ性洗剤を使用する機会が最も多い場面といえば、搾乳機器の洗浄ですね。
「アルカリ性」洗剤でまず乳脂肪や乳蛋白を分解し、
すすいだ後、「酸性」洗剤でカルシウムなどのミネラル分を分解します。
このような洗剤の特性から、「アルカリ性」洗剤は毎日。「酸性」洗剤は2〜3日おきに洗浄するべきとされています。
まとめ
台所用洗剤でも、手頃かつ効果的に汚れを落とすことができるようです。
しかし、哺乳瓶の乳首の角や、哺乳瓶の角など洗いにくい部位の洗浄・消毒には、定期的に漬け置きできる洗剤も有効であるように思いました。
また、哺乳器具等の洗浄に洗剤を使用していないケースもあったため、まずは洗剤の使用を普及することも必要なようです。
今回の実験のように、良い洗剤でも用法・容量を守ることはやはり基本のようです…

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