22年ぶりの炭疽?

夜遅くとある牧場からの連絡。

畜主「分娩牛が2頭同時に口から血を吐いて死んだよ。

この農場は半年前にも激烈な症状による死亡事故が多発していた。

当時の原因は悪性水腫

そのため現在はワクチンを全頭接種している。

しばらくこういった事故は抑えられていたのですが、今回は同時に2頭も発生。

畜主「いろんな所から2頭とも出血している」と。

いわゆる天然孔からの出血という所見です。

以前記事で紹介した「炭疽病」の所見の一つですが、可能性としてほぼほぼ有り得ないと思いつつも否定ができない。

悪性水腫といった疾病ももちろん考えられるが、ワクチン接種をしているし…

結局、「炭疽病」を疑い、接触、移動禁止、牛乳の出荷停止措置とした。

2頭とも、採血した血液は赤黒く、どれだけ時間が経っても凝固しない

DIC(播種性血管内凝固)の状態だ。

万が一の対応について説明し帰宅。

翌朝、家畜保健所による検査が行われた。

炭疽の検査は「陰性」。

ホッとしたものの、原因解明が済んでいない。

病理検査の結果はいかに。

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