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牛の保定おまかせください
「蹄を痛がっている牛がいるんだけど。」と診療依頼。
往診先に牛を入れる枠場がないと、どうやって足を挙げようか…
体で足を抱えて頑張って挙げるか…
と頭を悩ますことが多々あります。
こんな時、同じ大学の先輩獣医師から「こんなのあるよ」と紹介されたのが、移動式枠場。
牽引の免許は不要で、車両側に、牽引器具を装着。
「950登録」をするだけで牽引できます。
トレーラーから下ろすと立派な枠場に。
価格は当時1,980,000円でした。(枠場:130万円前後、トレーラー:70万円弱 輸入品のため、為替により価格の変動あり)
海外から船によって運搬されるため、納期に6ヶ月ほどかかりました。
牽引する車の方ですが、「ヒッチメンバー」という牽引器具を車両後部に取り付ける必要があります。
ワゴンで牽引していますが、牽引時に荷重で車体がかなり沈むため、サスペンションを特注品に交換し、車高を7センチほど上げています。
工賃込み(ヒッチメンバー、サスペンション含む)で30万円ほどかかったでしょうか…
高速道路も走りますが、サーカスの道具みたいに見えるためか、
周囲の車から注目されて若干恥ずかしいです…
蹄の治療しながら、日本一周してみようかな。
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